震災現場の心痛む映像と声が届く中
火事場泥棒と悪徳訪問リフォーム業者の
出没が報道されています。
同じ建築業界の者として
「お天道様は見ているぞ！」と
怒りと羞恥で憤るばかりです。
しかしそんな業者は常時にも
身近にも沢山います。
大手建設会社や工務店に居た
１０数年現場に携わった
資格や肩書が豊富…etc
現場監督や職人と言っても
マニュアル通りの家づくりしかせず
ただ家づくりを齧っただけの人は多いです。
以前の会社や肩書きでは無く
その人にどれだけの知識と経験があるか
現場でどれだけの仕事をしているのか
そこを見極めなければ
おしゃべりだけして中抜きをし
職人に丸投げする業者にしか当たりません。
昔の家づくりは大工が全作業でした。
しかし今は分業制の様になり
一部は知っていても
家造りの基本である材を知り
構造を把握し、全体を見る
それを出来る者が少ないのです。
大切な家を考えたリフォームが
家の寿命を縮める原因になる例もあります。
家づくりでは、お客様は素人だからこそ
気軽に「こうしたい」と話されます。
新築の際でも難しい事は多いのに
リフォーム等で年数の経った家は
どんな家でも歪み等の問題があります。
そこに「言われたから」と
常時と同じ加工をすれば
どうなるかは言わずもかな。
だからこそ新築よりもリフォームは難しいのです。
甘い言葉と、親切ごかしにはご用心を。
ただしお客様からの「こうしたい」は
まっとうな仕事をしている者にとっては
ありがたい言葉です。
自らや職人達と知識と知恵を出し合い
ご希望に添えるよう切磋琢磨し
経験を積む機会となりますので。
～「空気・水・素材」をイエカラ整える～本物の国産自然素材と遮断熱住宅は民家工房常栄～
